TI15 プレビュー
XG 2-1 Liquid:流れを止めた勝利
DreamLeague S29 下位ブラケット初戦でXGがLiquidを破り、勝ち筋を取り戻した理由。

XGはDreamLeague Season 29の下位ブラケット初戦でTeam Liquidを2:1で下した。この結果は勝ち残り以上の意味を持つ。グループ終盤で不安定だったXGが、Liquid相手の長い未勝利傾向を止め、より明確な勝ち筋を見せた。
TI15 >>要点
XGがLiquidに2:1で勝った最大の意味は、番狂わせという言葉ではなく、乱れていた秩序を取り戻したことにある。敗退のかかったBO3で、長く苦しんだ相手に勝った価値は大きい。
Dotabuff、DLTV、CyberScore、Strafeはいずれも、この試合を2026年5月20日のDreamLeague Season 29 Playoffs - LB Round 1として記録している。XGは31:16、15:28、55:36でシリーズを取り、第3ゲームは74分49秒に及んだ。
この結果はTI15出場に関する結論ではなく、あくまでフォーム面のサインとして読むべきだ。招待や出場枠は公式ルールと今後の結果に依存する。
結果と背景
これは下位ブラケット最初の敗退決定戦だった。XGが第1ゲームを取り、Liquidが第2ゲームで返し、XGが長い第3ゲームでシリーズを締めた。XGにとって、もう1敗すれば大会終了という状況だった。
DLTVとCyberScoreの公開記録では、2025年以降XGがLiquidに勝てなかったシリーズが複数確認できる。確認可能な範囲では、XGは近年続いていたLiquid相手の長い未勝利傾向を止めた、と表現するのが妥当だ。
長期戦を締め切れたことが最大のサイン
XGには終盤判断への疑問があった。DreamLeague S29のグループ終盤ではNigma、BetBoom、NAVIに敗れ、さらにタイブレークでPlayTimeとTundraにも敗れた。
第3ゲームは逆のサンプルになった。XGは74分49秒の末に55:36で勝利。AmeとNothingToSayの二枚看板のダメージ、Xxsの入り、サポートのコントロールで長い集団戦を処理した。
Liquid相手にレイトまで耐えるだけでは足りない。XGはバイバックと相手の機動力の圧力下で、正しい判断を重ねる必要があった。
コアの役割が明確に
第1ゲームと第3ゲームには共通点がある。Ame、NothingToSay、Xxsの役割が明確だった。Xxsは単なる前線ではなく、Liquidのテンポを抑える役割も担った。
第3ゲームではAmeとNothingToSayが主要ダメージ源となり、Xxsは33アシストで集団戦の中心にいた。最も良いサインは、個人の一発ではなく、役割分担が安定したことだ。
これは個人技待ちよりも信頼できる。勝った2ゲームでは、XGに十分まとまった勝ち筋があった。
サポートがテンポを支えた
fyとxNovaも重要だった。デス数は少なくなかったが、このシリーズではコアにダメージを出す時間を作れるかがより重要だった。
第3ゲームのNyx AssassinとLichは、偵察、最初の接触、反撃、集団戦の制御を担った。Puck、Doom、Windrangerを相手に後ろで受けるだけでは、XGはLiquidに崩されやすい。
これはXGがグループの低調から抜け出すサインでもある。コアのファームだけでなく、サポートも主導権争いに戻ってきた。
メンタル面の意味
LiquidはXGにとって難しい基準点だった。近年、Liquidはミッドからレイトの実行力でXGを押さえることが多く、重要局面の判断にも影響していた。
だからこそ、この2:1には意味がある。XGは敗退のかかったシリーズで、弱い相手や楽な展開だけでなく勝てることを示した。
答えは明確だった。序盤と中盤を崩さず、Xxsとサポートで戦いを見つけ、AmeとNothingToSayに十分なスペースを与えることだ。
読み過ぎは禁物
この勝利は重要だが、すべての問題を解決したわけではない。第2ゲームの15:28敗戦は、XGの連携やミッドゲーム守備がまだ罰され得ることを示している。
次に見るべきは、XGがこの規律を次の重要なBO3でも維持できるかどうかだ。それができれば、この勝利は単なる立て直しから本当の転換点に近づく。
現時点の評価
XGのLiquid戦2:1は、古い流れを止めた勝利と見るのが最も自然だ。Liquid相手の長い未勝利傾向を止め、グループ終盤の低迷後に使える構造を取り戻した。
AmeとNothingToSayのダメージ、Xxsの集団戦の軸、fyとxNovaの積極性が最も堅い材料だった。74分の決定戦を締めたことは、自信を取り戻したいチームにとって大きい。
XG FAQ
XGは本当にLiquid相手の約2年未勝利を止めたのか?
DLTVとCyberScoreの公開記録では、2025年以降XGがLiquidに勝てなかったシリーズが複数確認できる。確認可能な範囲では、この勝利は近年続いた長い未勝利傾向を止めたものだ。
XGはどこでこのシリーズを勝ったのか?
役割の明確さだ。AmeとNothingToSayがダメージを出し、Xxsが集団戦の入り口を作り、fyとxNovaが視界、イニシエート、反撃を支えた。
これでXGは完全に復調したと言える?
まだ言えない。XGは第2ゲームを落としており、1つのBO3だけでグループ終盤の不安定さが消えるわけではない。復調のサインとして見るのが妥当だ。
この勝利はTI15出場に直接影響する?
直接の関係はない。TI15に向けたフォームの参考にはなるが、出場枠、招待、最終チームリストは公式発表と今後の結果に依存する。
この記事の情報源は?
Dotabuff、OpenDota、DLTV、CyberScore、Strafeで試合ページ、スコア、対戦履歴、ゲーム別データを確認している。データ更新日は2026-05-21。
情報源とデータ注記
データは2026-05-21にDotabuff、OpenDota、DLTV、CyberScore、Strafeの公開記録で確認した。対戦履歴部分は、確認可能な公開記録に基づく慎重な表現を用いている。